昨今のアニメ映画を語る上で避けて通れない、芸能人の声優起用問題。
その議論の発端を担っていると思われるのが、スタジオジブリの作品群です。
職業声優を起用しない理由として、女性声優に関しては「男性の気を引きたがっているかのような声の持ち主しかいない」からというジブリ側の解説が。
ただ、これでは声優ファンの反感を買うだけです。
しかも、「宣伝効果が職業声優よりも期待できるから」という業界の裏事情まで認めてしまっているので、溝は思った以上に深刻。
そんな批判でいっぱいのジブリの俳優起用ですが、成功した例も確かにあるんです!
ということで今回は、ジブリ声優に芸能人が起用され成功した例を集めてみました♪
今回は、顔出しでもうっとりなイケメン俳優特集!
この人なしでは語れない!?
神木隆之介(かみき・りゅうのすけ)さん

過去の神木さん特集記事でもお伝えしたとおり、子役時代からジブリ作品には縁が深い方ですね。
『千と千尋の神隠し』坊

盛大な泣き声が魅力的な坊が、ジブリデビュー作でした。
『ハウルの動く城』マルクル

かわいいマルクルは公開当時から人気でしたね♪
わたしは、声優と俳優の明らかな違いは演技うんぬんより、いかにうまく声をマイクに乗せるかという発声や技術力の問題だと思っているのですが、神木さんは当時からしっかり声が乗っている印象でした。
『借りぐらしのアリエッティ 』翔

愁いを帯びた翔役もハマっていました。
ただ、この頃になると俳優として認知度も高くなり、それなりに批判も。
そしてこの夏は、アリエッティを手掛けた米林監督(現在はスタジオポノック所属)作『メアリと魔女の花』にも出演!
ジブリ芸能人声優一のハマり役!?
寺田農(てらだ・みのり)さん

寺田さんがジブリ作品で唯一演じられたのが、「目が~、目がぁ~!」で有名なあのお方。
『天空の城ラピュタ』ムスカ

「人がゴミのようだ」など数々の鬼畜名言を残しているムスカですが、それと言われないと俳優さんだと気づかないくらい適役でした。
やはり声を乗せるのがうまい方なんでしょうね。
ムスカは寺田さん以外では考えられません!
イケメンがヘタレを演じると絶妙なバランスに!?
木村拓哉(きむら・たくや)さん

当時、ハウルのビジュアルに妙に浮足立った記憶のある女性も多いはず(笑)
『ハウルの動く城』ハウル

実は賛否両論あったハウル役。
なにを演じても「キムタクにしかみえない!」と言われてしまうデキるイケメン代表のあのキムタクが(笑)、美しさに過剰に執着するわ、結構無神経だわ、臆病だわという救いようのない人物を演じたことで、うまく均衡がとれていた気がしませんか?
最強の刺客! いま話題のあの人!
高橋一生(たかはし・いっせい)さん

泣く子もときめく高橋さんも実はジブリ声優!
『耳をすませば』天沢聖司

嫌味な少年が実は……という甘酸っぱいお話のなかで、初々しい演技が光っていました。
年相応の危うさが好印象♪
とにかく声がイケメン!
松田洋治(まつだ・ようじ)さん

ドラマ・映画・舞台、声優にとマルチに活躍してらっしゃる松田さんは、かつてのジブリのイケメンといえば、なジブリ声優!
『風の谷のナウシカ』アスベル

子役から活躍されていた松田さん初のジブリ出演はアスベル。
ちょっとこなれていない感じが当時は逆に新鮮で、子どもながらに憧れました(笑)
『もののけ姫』アシタカ

運命に翻弄されるアシタカは本当にかっこよくてハマり役!
松田さんと寺田さんはアニメ以外での活動をする声優という見方もできないこともないですが、役者本人の顔がみえない、声が乗っている、という点でもジブリ声優では頭一つ抜きんでていると思います。
今後どうなる!? ジブリのゆくえ
すでに制作部門が解体されているジブリ。
宮崎監督引退撤回で長編制作!? という話もあり、今後の展開がどうなるのか気になるところ。
ドキドキと少しの不安を抱えつつ見守っていきましょう!
コメントを残す