声優はすでに人気職業でもありますが(こちらの記事参照)、同時に「安月給」とも言われています。
それは実際そのとおりで、活躍のわりには「格安」という印象は否めません。
というのも、いまでもアニメのギャラが「ランク制」だから。
ランク制のギャラってどういうこと?
わたしがかつて「声優になりたい女子」だった頃から変化ないのが驚きな、ランク制!(何年前かは言えませんが相当前です・笑)
新人からベテランまで細かくランク分けされていて、その最低ランクでアニメ一本1万5,000円。
新人声優が主役に抜擢され、いくら出ずっぱりで喋り続けても、脇役で一声しか喋らないようなベテラン声優のほうが稼いでいるという計算です。
若手がおいそれと高収入を得られないわけは、そういうこと。
アルバイトをしながら生計を立てる若手声優が多いのも道理。
逆に言えば、この新人時代にどれだけの作品に呼ばれどれだけ実力をつけられるかで、その後の声優人生が決まってくるといっても過言ではないかも知れません。
また、ゲームやCDデビューなど、アニメ以外で幅広く活躍する必要があるのは、そういった生き残りにくい業界事情も加味されてのこと、と思えなくもないですね。
そんな声優の気になる年収ランキング! まずは第5位~第2位!
さて、そんな裏事情を踏まえ、声優の(推定)年収ランキングトップ5を発表!
人気声優ランキング(男性声優編・女性声優編)とは結果に差が生じているのも、先ほどの要点を踏まえると納得です。
では、第5位から第2位までを一気に発表!
第5位 水樹奈々(みずき・なな)さん

推定年収1000万。
水樹さんの活動開始は1997年、今年は19年目ですね。
ナレーションや音楽活動も盛んで人気です。
第4位 田村ゆかり(たむら・ゆかり)さん

推定年収1200万。
田村さんも、活動開始は水樹さんと同じ1997年。
音楽活動のほか、ラジオパーソナリティとしても人気です。
第4位(同立) 堀江由衣(ほりえ・ゆい)さん

またしても同じく1997年活動開始(笑)
偶然とは思えないので、この年は実力派声優豊作の年だったんでしょうね!
堀江さんもアーティスト活動と声優活動を両立されています。
第4位(同立) 井上喜久子(いのうえ・きくこ)さん

井上さんの活動開始は1988年。
ベテランの域にありながら、「永遠の17歳」を自演しノリツッコミをするキャラが憎めずかわいいです(笑)
第3位 皆口裕子(みなぐち・ゆうこ)さん

推定年収は1400万。
活動開始は1985年で、アニメ・舞台・ナレーション・吹き替えとマルチに活躍する代表格とも言えそうです。
第2位 山寺宏一(やまでら・こういち)さん

1985年から活動開始された山寺さんの推定年収は2000万。
テレビ出演が多く、活動は声優の枠組みを超えて多岐に渡ります。
世間に「声優という職業」を知らしめるのに一役買った人物のひとりではないかな、と個人的には思っています。
そして気になる第1位は!?
お待たせしました、推定年収7000万の第1位は、この方です!
第1位 林原めぐみ(はやしばら・めぐみ)さん

林原さんの活動開始は1986年。
林原さんも声優としての枠組みを超えた活動をされていて、アーティストとしてのキャラができあがっている印象です。
こうしてみると、ある程度時期が似通った頃にデビューされた方々の活躍が台頭していると言えますね。
いまの人気声優たちが上位を占めるようになるのは、いったい何年後の未来になるんでしょう……(笑)
折れずに続けることが大事!
売り出した当初に稼ぎが少ないからといって、すぐにあきらめてしまっては先がありません。
いま人気声優として騒がれているみなさんも、コツコツ仕事を積み重ねた結果として人気が伴ってきただけで、収入に直結はしていないのが現状。
それでも諦めず夢を掴む気力があるかないか。
それこそが選択の分かれ道かもしれませんね。
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