思わぬ大ブームとなった異色アニメ『けものフレンズ』。
単なる擬人化とは一線を画した「動物が人間の女の子の姿をしている」フレンズたちが繰り広げる冒険譚です。
放送終了後も動物園とのコラボなど、活動は続いていますね。
ストーリーのなかで、けものの生態などがわかりやすく描かれているところが大きな魅力!
そんな「けもフレ」の世界を創造する重要な役どころが、声優です。
今回はそのなかから、メイン出演されていた声優さんに的を絞ってご紹介♪
かつ、声優紹介を踏まえての個人的感想も加えてみたいと思います。
けもフレを彩る主要声優陣
なかよし! かばんちゃんとサーバルちゃん
【向かって左がかばんちゃん、右がサーバルちゃん】
いまは廃墟と化した超巨大総合動物園「ジャパリパーク」で、サーバルちゃんが耳のないフレンズ「かばんちゃん」と出会うところから物語は始まります。
存在自体が謎である「かばんちゃん」を演じるのは、 内田彩(うちだ・あや)さん。
2008年にデビューした内田さんの代表作といえば、やっぱり『ラブライブ!』の南ことり役!
ずっと演者不詳となっていたラッキービースト役、そしてミライ役も内田さんでした。
【ラッキービースト(通称ボス、ラッキーさん)】
【ボスが投射する謎の女性・ミライさん】
そして、かばんちゃんと一緒に旅に出るサーバルキャットのサーバルちゃんを演じるのは尾崎由香(おざき・ゆか)さん。
もともと子役出身者ですが、30分枠アニメレギュラーは今回が初!
まさに大抜擢ですね♪
ちなみに尾崎さんは最終話に登場したマイルカの声も演じられています。
かばんちゃんを追うふたり組
【向かって左がアライさん、右がフェネックちゃん】
とある理由でかばんちゃんを追っているのがフェネックちゃんと、アライグマのアライさん。
せっかちなアライさんと冷静なフェネックというでこぼこコンビがかわいいですよね♪
フェネックちゃんを演じるのは本宮佳奈(もとみや・かな)さん。
活動は2014年頃からですが、テレビアニメ出演は今回が初!
本宮さんはミナミコアリクイの声も担当されています。
相棒のアライさんを演じるのは小野早稀(おの・さき)さん。
活動開始は2013年から。
『温泉幼精ハコネちゃん』のハコネちゃんが初主演作品です。
キングコブラの声も小野さんが担当。
その他の声優陣は!?
新人を多数起用している「けもフレ」の配役。
ただ、メイン出演しないフレンズのなかには、トキちゃんに金田朋子(かねだ・ともこ)さん、ツチノコちゃんに小林ゆう(こばやし・ゆう)さん、ヘラジカちゃんに國府田マリ子(こうだ・まりこ)さんなど、若手実力派やベテラン勢も混在していました。
けもフレ声優問題と個人的感想
実はわたし、第一話視聴途中で挫折しかけた人間です。
巷でも声が上がっていたように、いかにも新人といった雰囲気の演技が続くのでツライ、というのが最初の印象。
ただ、最終話まで観るころにはその印象もどこかへ消えました。
新人感もそうですが、ことばの距離感やテンポなど、こういう演技を求められていたんだなあと思うところもありましたし。
設定から考えても、人間の常識的反応を踏まえた演技というもの自体、そもそもが必要ないんですよね。
そんななかでも主演のひとりを安定した内田さんが担当し、個性の特に強いフレンズにも実力派を置くなど、ゆるさ漂うなかでのメリハリもうまく利いていたと思います。
3DCGアニメーション作品であり、動きが少しゲームっぽいところも特徴的でしたが、その点も配役に味方していたんではないでしょうか。
肯定するフレンズの世界
「けもフレ」は個性を尊重し合い捕食関係もない平和な世界である一方、フレンズを襲うセルリアンや荒廃したパークの様子などに、底知れない闇を感じてしまう不思議な作品。
個性はバラバラでも「のけもの」をつくらないフレンズたちに息を吹き込んでくれた声優陣に、改めて感謝です!
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